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エジプト北部、異例の雪化粧 温暖化で多湿に

2021年12月21日 16時00分 (12月21日 16時00分更新)
20日、エジプト北部アレクサンドリアで雪に覆われる市街地=住民提供

20日、エジプト北部アレクサンドリアで雪に覆われる市街地=住民提供

 【カイロ=蜘手美鶴】地中海沿岸のエジプト北部アレクサンドリア周辺で二十日朝、広範囲の降雪があり、市街地の一部が雪に覆われた。専門家によると、北部での積雪は極めて珍しい。
 アレクサンドリアでは学校が休校し、港が閉鎖されるなどした。建物や道には薄く雪が積もり、雪を見慣れない市民らは、ツイッターに「ヨーロッパのようだ」などと書き込んでいた。積雪の道を走る路面電車の動画なども投稿された。気温が上昇し、雪は昼前に解けたという。
 エジプト気象当局によると、欧州南部からの寒気と、暖かい湿った空気がぶつかり、降雪になった。
 エジプトでは温暖化の影響で、ナイル川や地中海で水の蒸発量が増え、一部では高温乾燥の砂漠性気候が、高温多湿の気候に変わりつつあるという。気象専門家は「北部では二、三年前から雪がちらつくことはあったが、広範囲の降雪はなかった。予想外の気候変動の影響だ」と話している。

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