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石川県内クラスター 17人感染 金沢・千木病院 76日ぶりに発生

2021年12月21日 05時00分 (12月21日 09時48分更新)
 石川県は二十日、千木病院(金沢市)で医療従事者や入院患者計十六人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。十九日に判明した職員一人を含め計十七人となり、県はクラスター(感染者集団)と認定。クラスターの発生は、十月五日に認定された恵寿総合病院(七尾市)以来、七十六日ぶり。病院クラスターは十三例目となった。
 感染判明は二十〜六十代の医療従事者の女性四人と、入院療養中の高齢患者十三人。患者の性別や年代は本人や家族の同意を得られていないとして明らかにしていない。患者に応じて重症化を予防するとされる中和抗体薬を投与する。
 十九、二十両日で職員や患者ら八十件の検査を実施。陽性反応があった十七人はいずれもデルタ株だったが、県は念のためゲノム解析も行う。感染者のうちワクチンを二回接種しているのは六人、一回が一人、未接種は十人だった。
 入院患者の多くが重い基礎疾患のある高齢者で、感染が確認されたのは療養病床の同じフロアだった。職員が介護で密着する場面もあったという。
 県は二十日、クラスター対策班として医師や感染管理の認定看護師ら計四人を派遣。感染リスクに応じて院内を区切るゾーニングなどの対策を指導するとともに、必要に応じて転院などの措置を講じる。入院患者全員と病棟に出入りしていた職員を検査する。
 病院では外来診療と入退院を当面の間中止する。担当者は「現在感染拡大を防ぐ対応に追われており、全容が分からない。早急に把握に努めたい」と話した。
 谷本正憲知事は記者団の取材に「気の緩みは禁物。県内の各病院、高齢者福祉施設の面会は当面、差し控えていただく」と述べた。

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