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「2021しずおか この1年」 1月・2月 

2021年12月21日 05時00分 (1月4日 16時05分更新)
法人統合・大学再編の延期を発表し、会見する静岡大の石井潔学長(左)と浜松医科大の今野弘之学長=静岡市駿河区で

法人統合・大学再編の延期を発表し、会見する静岡大の石井潔学長(左)と浜松医科大の今野弘之学長=静岡市駿河区で

  • 法人統合・大学再編の延期を発表し、会見する静岡大の石井潔学長(左)と浜松医科大の今野弘之学長=静岡市駿河区で
  • オンライン会見で退任を発表した鈴木修会長=浜松市南区で
 新型コロナウイルス禍が前年に続いて私たちの生活を脅かした二〇二一年も、残りあとわずか。県内では多くの犠牲者を出した熱海市の土石流災害をはじめ、東京五輪の開催、知事選、衆院選など大きな出来事が続いた。この一年を振り返る。

◆静大と浜医大 統合・再編延期

 静岡大と浜松医科大は一月二十九日、統合・再編と二〇二二年度に予定していた新大学開学を延期することを発表した。
 一九年三月に合意した計画では、静岡大静岡キャンパスの四学部を中心とする静岡地区の大学と、静岡大浜松キャンパスの二学部と浜医大でつくる浜松地区の大学に再編する。だが、静岡大が分割されることについて、静岡キャンパス側の教員を中心に「メリットがない」という声が上がっていた。会見で静岡大の石井潔学長は、延期の理由について「地元の理解を得ることが大事」と説明。浜医大の今野弘之学長は「なるべく早く新大学に学生を迎えたい」と力を込めた。
 静岡大では、四月から新たに日詰一幸学長が就任。浜医大は十月、今野学長が次期学長候補となり、引き続きかじを取る見通しとなった。静岡市と静岡大との「静岡大学将来構想協議会」、浜松市の「浜松地区大学再編・地域未来創造会議」はそれぞれ会合を重ねた。
 両大とも、開学の時期について明言しない状況が続く。静岡キャンパスの方向性を含め、静岡大内での合意形成が鍵となりそうだ。 (細谷真里)

◆スズキ・鈴木修会長退任発表

 「中期経営計画の着実な実行を推進するため、後進に道を譲ることを決めた」
 二月二十四日は、スズキ史に残る日となった。四十三年間にわたりトップを務めた鈴木修(おさむ)会長(91)が六月の株主総会で退任し、相談役に就くことが発表された。
 一九七八年に社長就任した鈴木氏は、軽自動車「アルト」などヒット車を連発し、インドへも先駆けて進出。社長就任時に約三千億円だった売上高を、三兆円を超える世界的な自動車メーカーへと成長させた。
 二月の記者会見では「仕事が生きがい。挑戦することは人生である」と自身の半生を振り返り「退任しても現役。逃げも隠れもしない」と宣言した。
 六月の会長職退任後は、相談役として社に通う日々を送る。表舞台に立つ機会は減ったが、十一〜十二月に浜松、磐田両市で開かれた軽トラ市を視察した際は、「会長」と呼ぶ市民に握手や写真撮影をせがまれていた。
 息子の俊宏社長(62)は退任後の修氏について、「気になる部分があったら『どう考えているのか』と質問がくる」と明かす。第一線を退いても、スズキのことを考え続ける日々は変わらないようだ。
  (鈴木啓紀)

1月

 ◇浜松市が国指定史跡の「蜆塚遺跡」や市博物館をリニューアルするなど、2025年度にも再整備へ。(3日朝刊)
 ◇林野庁関東森林管理局天竜森林管理署(浜松市浜北区)の総括森林整備官、岩崎隆裕容疑者(49)が収賄の疑いで逮捕された。(9日)
 ◇県内全市町の4割に当たる14市町で成人式。首都圏に住む新成人に参加自粛を呼び掛けたり、「ドライブイン」方式を導入したりする自治体など、感染対策が施された。(10日)
 ◇第29回全日本高校女子サッカー選手権大会で、藤枝順心が2大会連続、5度目の優勝を果たした。(10日)
 ◇サッカーJ2のジュビロ磐田が、元日本代表の中山雅史さんのコーチ就任を発表。12年ぶりの古巣復帰となった。(14日朝刊)
 ◇JR東海が、新型コロナウイルス感染拡大による業務減少を理由に、社員400人の一時帰休の実施を発表した。(15日)
 ◇大学入学共通テストが初めて実施され、県内21会場で受験生が臨んだ。(16日)
 ◇早咲きの桜の名所で知られる河津町で、2月10日に開幕予定だった「河津桜まつり」の中止が決まった。町観光協会などでつくる実行委が決めた。(19日付夕刊)
 ◇沼津市出身の作家、宇佐見りんさんが、「推し、燃ゆ」で史上3番目の若さで芥川賞を受賞した。(20日)
 ◇ヤマハ発動機は、1978年に発売したロングセラー二輪車「SR400」の国内向け生産を終了すると発表した。(21日)
 墓碑銘
  武藤  清 65歳 はごろもフーズ社外監査役 神奈川県出身 2020年12月31日
  安藤  亘 86歳 筑波大名誉教授 静岡県出身 13日
  オオスミ タケシ(本名大澄 剛史) 47歳 ファッションデザイナー 静岡県出身 24日
  山田 祥二 92歳 静岡大名誉教授 浜松市出身 30日

2月

 ◇ミャンマー国軍がクーデターを実行。最大都市ヤンゴンにあるスズキ(浜松市南区)の2工場が操業停止に。(1日)
 ◇浜松市の2020年の世帯当たりギョーザ購入額が、2年ぶりに全国1位に輝いた。総務省が発表した家計調査で分かった。(5日)
 ◇20年4〜11月の県内の女性自殺者数が、前年同期比46.6%増の129人に。新型コロナウイルス感染拡大で、非正規労働者の割合が高い女性が苦境に立たされていることも背景にあるとみられる。(9日朝刊)
 ◇ヤマハ発動機は、生産効率化の一環で、二輪車のエンジン部品を製造する浜北工場(浜松市浜北区)を24年末に閉鎖すると発表した。(12日)
 ◇浜松市は、四ツ池公園(中区)内にある市営浜松球場を解体し、跡地に新しい陸上競技場を整備する方針案をまとめた。(16日付朝刊)
 ◇県内で初めてとなるコロナのワクチン接種が、桜ケ丘病院(静岡市清水区)で始まった。(19日)
 ◇街の魅力を高めた映画やドラマと撮影地を表彰する「ロケーションジャパン大賞」の特別賞(行楽度部門)に、浜松市が輝いた。(20日朝刊)
 ◇航空自衛隊浜松基地(浜松市)の航空教育集団に所属していた、男性二等空尉が乗るT38練習機が米国で墜落、死亡した。(21日朝刊)
(年齢・肩書は当時、出来事の日付のみは発表日など)

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