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美声バズった 話題の彼は… 金沢高2年・南出大史さん

2021年12月21日 05時00分 (12月21日 10時23分更新)
打楽器のカホンに座ってギターを抱える南出大史さん=金沢市玉鉾で

打楽器のカホンに座ってギターを抱える南出大史さん=金沢市玉鉾で

歌唱動画、同級生投稿で190万回再生
23日にテレビ番組出演

 若者に人気の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で十一月、ある動画が投稿されると、たちまち百九十万回の再生数を記録した。男子高校生がJポップを口ずさんでいる十六秒のものだ。「うますぎ」「優しい」と話題になった美声の持ち主は、シンガー・ソングライターを目指す金沢市の青年だった。 (高橋雪花)
 正体は金沢高校二年の南出大史さん(17)。動画は、いつものように同級生に求められ、俳優菅田将暉さんの「虹」を歌った時の一幕だった。別の同級生が撮って公開したが、南出さんは知らなかった。多くの友人から「バズってる(ネット上で話題になることの若者言葉)」と連絡が来て「ほんとにびっくりしました」。
 趣味でバンドをしていた父の影響で、幼いころから歌が好きだった。歩くより先にラジカセの操作を覚え、童謡やビートルズを聴いた。保育園では、ロックバンド「ザ・ブルーハーツ」の「リンダリンダ」を通して歌い、先生を驚かせた。小学一年から県内の歌唱大会で入賞を重ねた。
 高校一年で本腰を入れ、ボイストレーニングに通ったり、弾き語りやバンドでのライブに参加したりしてきた。カバーのほか、オリジナル曲を歌うことも。スッと胸に入る歌声に心を動かされた人から「ありがとう」と伝えられるたび、「誰かに大事な何かを届けられる人になりたい」との思いが強くなっていった。
 快進撃は止まらない。二十三日には、全国一万七千件超の応募を勝ち抜き、歌唱力を競う日本テレビ系の番組「歌唱王」に出演予定。北陸三県で唯一、ファイナリスト二十人に選ばれた。
 暇さえあれば歌っており、授業中にもどかしくなるほどだ。「メロディーに乗せると、思いを恥じらわずにストレートに伝えられる」と話す。「語りかけるように、人の心に入っていく歌で感動を与えたい」。いつかは武道館に集まったたくさんの客の前で歌う夢を描いている。
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 歌唱王は、テレビ金沢で二十三日午後七時から放送。南出さんは、動画投稿サイト「ユーチューブ」やティックトックでも歌声を披露している。「南出大史」で検索。
◇南出大史さんが歌う動画はこちら=

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