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金沢・額団地周辺

2021年12月20日 05時00分 (12月20日 12時06分更新)
【写真番号2021122001】北陸鉄道の沿線に整備された金沢・額団地周辺=1965年8月撮影

【写真番号2021122001】北陸鉄道の沿線に整備された金沢・額団地周辺=1965年8月撮影

夢のニュータウン

 金沢市の南西部に位置する額地区は、一九五四(昭和二十九)年に市域に編入されると、中心部への近さから宅地化が進み、額新町、光が丘、しじま台といった新しい町が次々に生まれた。
 北陸鉄道の沿線にできた額団地は、住宅不足を解消するため造られた初期のニュータウン。県と市は六三年度から十五カ年計画で、県営と市営、分譲を合わせて計六千戸の整備を目指した。
 団地のオープンは日本で初めての東京五輪が開かれた六四年。額新町町内会長の池田寿男(ひさお)さん(76)は「『下水道、都市ガス完備』がうたい文句だった。夢のマイホームを求めて三十〜四十代の家族連れが集まった」と語る。
 北鉄は通勤や通学の客らで混み合った。市内の会社に勤めていた奥村諦伸(たいしん)さん(83)は「ラッシュの時は押しくらまんじゅう状態で乗れないこともあった」と懐かしむ。
 当時最先端の大型団地だったが道路は後回しとなり、雨が降るとぬかるみに。六五年八月二十二日付の本紙は、視察に訪れた永山忠則自治相が「団地造成はまず道路からやれないか」と注文を付けたと報じている。(鈴木弘)
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