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変わりゆく「食」

2021年12月20日 05時00分 (12月20日 05時00分更新)

 イラスト・伊藤潤  

 新型コロナウイルスの影響で外食が減って「食」の在り方が問われた。温暖化で将来の食料不足が危惧され、新しい食品開発も進む。改めて「食」とは何かを見つめ、変化の先に何があるかを考える。

空腹を満たす楽しさ 「孤独のグルメ」・原作者久住昌之さん

 コロナ禍で、みんな外食ができなくなりました。その不自由さは、食べるということを見直す機会になったと思います。一人で食べる、家族と食べる、同僚と食べる。それは、どういうことなのか。誰もが考えたのではないでしょうか。
 僕自身、コロナの前は仕事が終わると一人で飲食店に行って気分転換していました。一人だから無言です。コロナになって「黙食」という言葉が出てきて、そういえば黙って飲んでたなと初めて気付きました。
 一人で食べるとき、どうすれば楽しめますか? 人から聞かれると、以前は困っていました。僕にとっては、それが日常なので、楽しみ方なんて考えたこともなかったからです。
 でも、店に行けなくなって僕も考えて、今はこう答えています。おなかを減らしなさい。一人で食べるのは寂しいとか楽しくないとか、それは腹が減っている人の発想ではないですよ。万人に共通の悲劇は、おなかが...

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