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浮力抜群、防災リュック登場 四日市の企業が開発、販売

2021年12月16日 05時00分 (12月16日 17時51分更新)
水面にあおむけの状態で浮くことができる=LA・PITA提供

水面にあおむけの状態で浮くことができる=LA・PITA提供

 四日市市で防災用品を扱う「LA・PITA」(同市追分)が、水に浮く防災リュック「SHELTER LIFE JACKET」を開発し、販売を始めた。リュックとライフジャケットを合わせたようなつくりが特徴で、同社の沢直樹社長(37)は「台風や集中豪雨など、いつ起こってもおかしくない水害に備えてほしい」と話す。 (神尾大樹)
 防災リュックは縦四十六センチ、横三十四センチ、奥行き十三センチで、容量は二十リットル。ジャケットの胸部分とリュックの背中部分に、水に浮く発泡スチロールのような素材が詰められている。同社によると、体重八〇キロの人が五キロの荷物を詰め込んだリュックを背負ったままでも浮くことができるという。
 商品開発は沢社長が二〇一九年十月、台風19号による集中豪雨で長野県の千曲川が氾濫した際、復興ボランティアとして参加したのがきっかけ。濁流にのみ込まれて倒壊した家屋などを目の当たりし、「東日本大震災の現場と同じような状況だった」と話す。
 ボランティアから戻り、取扱商品の防災リュックを着けて水に浮く状態を確認してみると、リュックを背負った状態ではうつぶせにならないと浮くことはできなかった。「かえって呼吸ができなくなる」と沢社長。その問題点を解消しようと自社商品の開発に取り組んだ。リュックの容量を確保しながら水に浮くことができるように、浮力材の大きさや量を調整。海やプールで十数回の実験を重ね、約二年かけて完成にこぎ着けた。
 価格はリュック単品で六千九百八十円で、保存食や寝袋などの防災用品とのセットは一万五千八百四十円(いずれも税込み)。購入は同社の通販サイト「アットレスキュー」などから。(問)LA・PITA=059(329)5885

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