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永平寺の前貫首の通夜営まれる

2021年12月16日 05時00分 (12月16日 05時00分更新)
福山前貫首の遺影(右)が見守る中、経文を唱える修行僧ら=永平寺町の大本山永平寺で

福山前貫首の遺影(右)が見守る中、経文を唱える修行僧ら=永平寺町の大本山永平寺で

 曹洞宗大本山永平寺の福山諦法(たいほう)前貫首の逮夜(たいや)が十五日、永平寺町の同寺で営まれた。県内外から宗門の役職者ら五百人が参列し、教えを受けた日々を胸に刻んだ。
 逮夜は一般の通夜に当たる。普段、説法が行われる法堂(はっとう)に祭壇を設け、遺骨を納める仏事が進められた。堂内に姿絵が掛けられた福山前貫首の代わりとして、寺と関わりの深い県外の住職が、永平寺の修行僧と禅問答。福山前貫首がよく口にした「流汗悟道(りゅうかんごどう)」という言葉の意味を問い直し、悟りを開くために汗を流すことの尊さをかみしめた。
 読経の中、参列者が焼香し、花井寺(愛知県豊川市)の井上義臣(ぎしん)住職が故人との思い出を語った。自身の短所さえも包み隠さず話す人柄を「人をおだてるでも自らを卑下するでもなく、正直で謙虚な方だった」としのんだ。
 福山前貫首は二〇〇八(平成二十)年に就任し、二〇年に退任。今年九月に八十八歳で死去した。十六日は本葬儀が執り行われる。(浅井貴司)

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