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谷口将隆の鮮やかな世界奪取「二度と同じ間違いしない」を見事にやってのけた【山崎照朝コラム】

2021年12月15日 06時00分

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11回TKO勝ちし、喜ぶ谷口将隆

11回TKO勝ちし、喜ぶ谷口将隆

◇14日 ボクシング WBOミニマム級タイトル戦(東京・両国国技館)
 谷口の鮮やかな世界奪取だった。消化不良に終わった2年前の初挑戦が相当悔しかったのだろう。二度と同じ間違いはしない―が再挑戦のテーマ。それを見事にやってのけたのだから立派だ。メンデスは距離を保って堅いガードからロングストレート、フックを打つ技巧派。気が抜けない。谷口はしっかり距離をつぶして接近戦が功を奏した。
 序盤の2回に左フックで早々とダウンを奪ったのも勢い付けた。中盤からはたびたびロープに押しつけてボディーアッパーの連打。メンデスの嫌がるパンチを執拗(しつよう)に繰り出したのも良かった。流れを終始引き寄せ、王者にボクシングさせなかったのがKOにつながった。特にレフェリーが割って入って試合を止めたロングストレート。体重が乗ってあれは芸術的だった。決定打に欠けた前回の初挑戦を猛省し、序盤から積極的に前に出てプレッシャーを掛け続けたのがKOという最高の王座戴冠に。この階級、ライバルも多い。今後は王座の統一戦に向かうのだろうが、今日のボクシングを見る限り期待が持てる。

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