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学生ら 2年ぶり街頭募金 金沢 あしなが育英会、支援訴え

2021年12月12日 05時00分 (12月13日 09時58分更新)
あしなが学生募金への支援を呼び掛ける学生ら=11日午前、金沢駅西口で

あしなが学生募金への支援を呼び掛ける学生ら=11日午前、金沢駅西口で

 事故や災害などで親を亡くした子どもの進学を支援する「あしなが育英会」の二年ぶりの街頭募金活動が十一日、金沢市の金沢駅金沢港口(西口)であった。奨学金を受給する大学生らが、コロナ禍の影響を受けた家庭の窮状を訴え、協力を呼び掛けた。
 これまで街頭募金は四月と十月の年二回、全国二百カ所で実施してきた。しかし、約一億一千万円を集めた一昨年十月以降、新型コロナの流行で開催を見送ってきた。学生らはその間、クラウドファンディングや協力団体内での募金に取り組んできたが、広く支援を呼び掛けやすい街頭活動の再開を熱望。開催地や参加人数を縮小し、北陸で唯一、金沢駅で実施した。
 育英会は今秋、奨学金を受ける全国の高校生の保護者に困窮状況を調査。石川県内の二十人も対象に含まれている。街頭に立った大学生四人は「(保護者が)派遣切りにあい、安定した収入が得られていない」「負の連鎖が止まらない」といった切実な声を届けた。
 育英会事務局の北陸エリアマネジャーで、福井県立大四年の笹間耕太さん(21)=福井県小浜市=は、寄せられた善意に感謝を示しつつ「コロナ禍でみんなが苦しむ中で、遺児の実情を具体的に伝えたい」と話した。(古谷祥子)

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