イチローさん「応援したくなっちゃいました。また、来るかも」独特の表現で高松商ナインに言葉贈る
2021年12月12日 17時39分
元大リーグ・マリナーズのイチローさん(48)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が12日、高松市のレクザムスタジアムで香川・高松商の野球部員を指導した。今年3校目の訪問先となった同校は、今夏の甲子園大会に出場。イチローさんが昨冬に指導した智弁和歌山高に敗れ、長尾健司監督が「ウチにも来てほしい」と話していた。
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練習後、部員の1人が「イチローさんが指導された智弁和歌山が優勝することができたので、僕らもしっかり練習して来年の夏、優勝できるように頑張りたいです」とあいさつ。イチローさんは独特の表現で最後の言葉を贈った。
「ありがとう。監督のひと言からこんな出会いが実現して。みんなレベルがとっても高い。センスがいい。あの走塁、できないですよ。やっぱり走る行為が入ると、どうしても右足に体重がかかって。難しくなるので、みんな、昨日、あの一瞬でものにできそうな雰囲気がしたので。びっくりした。センスがないとできない。期待しています。で、ずっとチェックしています。もちろん、1年、2年生。3年生もチェックしていますから。そして、この2日間の時間を、たまに思い出してほしいので、今日、打っていたティーバッティングで使っていたバットを置いていきますので。どこに置くかは監督にお任せしますが、これを見たら思い出すでしょう。(長尾監督「見えるところに置いておきます」)。見えるところに置いておくと、なくなる可能性もありますから(笑)。気合を入れたい時はこれを握ってもらっても構わないので。打っちゃ駄目だよ。握って。僕に見られている感じがするでしょ。みんなのこと見てますから。監督(のこと)も見てますよ。でも、すごくいい雰囲気で、高松商業。応援したくなっちゃいました。多分、また、来るかもしれないですね。ありがとうございました。散々、話しましたけど、うまくなるためには頑張るしかないから。頑張ってください。期待しています。じゃあね。ありがとう」
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