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新長野色、思い出をありがとう しなの鉄道、ラストランにファン涙

2021年12月11日 05時00分 (12月11日 05時01分更新)
「新長野色」の115系との別れを惜しむ鉄道ファンら=千曲市の戸倉駅で

「新長野色」の115系との別れを惜しむ鉄道ファンら=千曲市の戸倉駅で

 しなの鉄道(上田市)が運行する115系電車のうち、「新長野色」と呼ばれる塗装が施された最後の車両が十日、引退した。白地の車体に淡いブルーのラインが特徴で県内の在来線で約三十年間活躍したが、全て姿を消すことになり鉄道ファンが別れを惜しんだ。
 JR東日本によると、旧国鉄が製造した115系は一九九二年以降、県内では新長野色に塗装され、信越線や篠ノ井線、中央線などJRの路線で主力車両となったが、全て引退している。
 しなの鉄道は開業した九七年以降、JR東から有償で115系の譲渡を受け、今月十日時点で十六編成四十五両を走らせていた。多くはオリジナルの塗装を施したが、一編成だけは「観光コンテンツの一つに」と新長野色のまま残してきた。
 だが、製造から四十三年間、地球約百三十六周分を走り、著しく老朽化していたため、引退が決まった。
 上田市のアルバイト石山裕太さん(29)は最後の新長野色の115系に乗車し、戸倉駅(千曲市)で撮影。「小さいころから遠出の際はいつもこの色の電車に乗った。長野の青空や山に映える一番好きな色だった」と涙ぐんだ。
 しなの鉄道は老朽化が進む他の115系も当面は走らせるが、新型車両に切り替えていく。広報担当者は「懐かしい電車はまだ走るので、ぜひ乗りに来て」とアピールしている。 (小山豪)
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