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春日井の中学制服、ブレザーも 市教委が多様性重視、23年度導入

2021年12月10日 06時02分 (12月10日 17時36分更新)
学生服販売店に並ぶ現行の春日井市中学校の制服=同市上田楽町のすずき衣料で

学生服販売店に並ぶ現行の春日井市中学校の制服=同市上田楽町のすずき衣料で

 多様性を重視する社会の流れなどを受け、春日井市教育委員会は二〇二三年度の導入を目指し、市立中学校でブレザータイプの新制服を採用する方針を決めた。現行の詰め襟、セーラー服に追加する。原則、男女で着用する制服が分かれている現状から、スラックスかスカートかを含めて、自由に選べるように変わる。(小林大晃)
 市教委は十一月、新制服のデザインなどを規定する共通仕様書の作成に向け、サポートメーカーを三社選定。各社からは三点ずつ計九点のデザイン案が示されている。
 このデザイン案について、十二月中に市内の小学四年生〜中学三年生にアンケートをして意見を聞く。結果を基にさらに三点ほどに絞り込み、試作品を市内の小中学校で巡回展示し、来年三月に児童生徒の投票で新制服を決める。
 市教委は制服の見直しに向け、昨年度から先行する自治体の事例を調査するなど検討を進めてきた。導入の可否を決めるため、ことし七月には市内の小中学生や教職員、保護者にアンケートを実施し、おおむね七〜八割が賛成したという。
 アンケートで、現行の制服への不満を選択肢から複数回答してもらったところ、「気温に合わせて調節ができない」「動きにくい・きゅうくつ」といった機能性に対する不満が多くを占めた。「夏場は体操服登校ができるため、制服を使うことが少ない」との意見も目立った。
 中学の制服の見直しは、市が近く改定する「かすがい男女共同参画プラン」の中間案でも、心と体の性が一致しないトランスジェンダーなど性的少数者らへの対応として取り組むべき項目に挙がっている。
 市教委によると、近隣の自治体では犬山市が本年度から、市内の全中学でブレザー制服を採用。一宮、長久手、豊明各市も来年度からの新制服導入を予定している。

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