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眠った預金、子どもの成長へ〝投資〟

2021年12月10日 10時48分 (12月10日 11時32分更新)
 銀行の口座に預けられたまま、10年以上出し入れのない「休眠預金」。年間1000億円超に上るこのお金を活用し、子どもたちの学習や体験の機会を後押しする取り組みが全国各地で進んでいる。コロナ禍で人と人との交流が制限される中、各地の地道な活動を資金面で支え、子どもたちの成長を応援するのが狙いだ。(小林由比)

コロナ禍で交流減る子どもの学び場

聴覚障害児向けの居場所でスタッフと交流する子ども

「聞こえない子どもは普段でも孤立しがち。コロナで不安は一気に高まったと思います」
 聴覚障害のある子どもたちの居場所づくりや学習支援などに取り組むNPO法人「Silent Voice(サイレントボイス)」(大阪市)の井戸上勝一さん(25)は、昨年来の日々をこう振り返る。
 同法人は2017年から、放課後の居場所「デフアカデミー」を運営。言葉の学習のほか、子ども同士やスタッフとの交流を通して、学校や家庭だけではできない体験をしてもらう工夫を重ねている。スタッフも聞こえる人、聞こえない人、手話ができる人などさまざま。聴覚障害に特化した居場所は珍しく、大阪府全域から約150人が利用登録している。
 「聞こえない子どもは学校などで議論に参加できないことが多い」と井戸上さ...

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