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今季の初球打率は4割超…制約が苦手な中日・京田の生きる道は“初球必打” 数字が語る「3球以内に勝負せよ」

2021年12月10日 10時49分

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立浪監督(左)の打撃指導を受ける京田

立浪監督(左)の打撃指導を受ける京田

◇渋谷真『数字は語る~2021年竜戦士』その10
 京田陽太の生きる道は、ハッキリと見えている。初球必打。今季の初球打率は、セ・リーグ7位の4割1分3厘(63打数26安打)だった。昨季の3割9厘からジャンプアップした理由を、京田は明快に語った。
 「変化といえば(シーズン途中から)1番になったことでしょうね。プレーボールの初球もそうだし、いい意味で自分勝手にいけたので」
 京田を8番に置くとどうなるか。2死二塁なら、歩かせてもいいと考える相手の誘い球に乗り、2死一塁ならつい長打を欲しがってしまう。「7、8番の難しさです。投手の打席のことを考えてしまって…」。京田は制約のある打席が得意ではない。しかし、1番なら出ることだけを考えればいい。
 「じっくり行こうと思うのは、2死走者なしの時くらいですよね。投手に次の回の準備する時間をつくりたいので。(初球必打は)自分の持ち味でもあったので」
 むしろ少ない。例えば近本(阪神)はリーグ最多の96打数も初球から打ち、同2位の4割4分8厘。一方でリーグ最多の492ファウルの粘りを生かし、2ストライク後も2割4分2厘(同6位)としつこさがある。しかし、京田の2ストライク後は同30位の1割5分5厘に急落。長所と弱点が明白なのだ。
 3球以内に勝負せよ―。数字はそう語っている。初球を含めた「3球目までの打率」は3割2分9厘(210打数69安打)もあるが、4球目以降は1割8分1厘(199打数36安打)。打席での滞在時間が長引くほど、京田は劣勢になる。
 「秋季練習で教わったことをしっかり身に付けたいです。やることは明確なので。今までは(オフにも)迷いもありましたが、今年は楽しみ。ただ、僕は守備の人。しっかり守ることは絶対条件です」
 相手も初球必打は把握している。ボール球で誘ってくるだろう。その球に乗らず、積極性も失わず。守備の人が好打の人にもなるための大切なキーだ。

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