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美術/◆Everyday Life:わたしは生まれなおしている

2021年12月10日 17時57分 (12月10日 17時57分更新)
 (東京都美術館=東京・上野公園、2022年1月6日まで)
 戦前~現在の公募展で活躍してきた女性芸術家6人を取り上げ「日々生きること」へまなざしを向ける。
 岐阜県高山市を拠点にする小曽川瑠那(1978年愛知県生まれ)は、ガラスを記録媒体と捉え、制作の過程で時間や記憶、感情を刻み込む。題材は、高山の日常風景から歴史や社会問題まで。窯で焼くキルンワークなど、多彩な手法で表現する。
 コロナ禍に接して再び制作した近作「息を織る2021」=写真=は、4カ月間、日に1個ずつ吹きガラスで息を封じ続けた玉を、時系列に並べてつり下げた。糸で整然とつられるガラス玉は、いやおうなく向き合わされた自身の生命の記録として、光をはじく。
 多くの美術団体の公募展を開いてきた同館の歴史を考える「上野アーティストプロジェクト」(2017年~)の5回目。12月20日~1月3日休館。(松崎晃子)

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