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女性が輝ける金大 模索 シンポで課題報告

2021年12月9日 05時00分 (12月9日 10時10分更新)
シンポジウムで「はあざみ女性研究者賞」を受賞した皆さん=金沢市角間町の金沢大キャンパスで

シンポジウムで「はあざみ女性研究者賞」を受賞した皆さん=金沢市角間町の金沢大キャンパスで

「女性研究者割合20%」
「男性教員の育休低調」

 女性研究者らの活躍を後押しし、科学技術の革新につなげようと金沢大などは八日、研究環境のあり方などを考えるシンポジウムを金沢市角間町のキャンパスで開いた。オンラインで出席した金沢大の山崎光悦学長はあいさつで「地域に愛され、世界に輝く大学を実現するには、性別や国籍、人種の異なる人々がお互いに尊重し、一人一人の個性と能力を発揮できる環境整備が大切」と訴えた。 (押川恵理子)
 主催は金沢大、富山県立大、富山県黒部市に製造拠点のあるファスナー・建材のYKK。日本の女性研究者の割合は16・9%で、先進諸国では最低水準にとどまる中、シンポ主催の三者は二〇一七年度から女性の研究や採用、リーダー育成などで連携している。今回はそれぞれの活動と課題を報告した。金沢大の長谷部徳子(のりこ)教授は、研究者同士で結婚するケースも多い中で同大男性教員の育休取得率が0〜4・5%と低いことが女性の研究活動を抑制する一因だと指摘。二七年度までに「女性研究者の比率26%以上、男性の育休取得率10%を目指す」と述べた。金沢大の女性研究者の割合は約20%という。
 東大大学院工学研究科バイオエンジニアリング専攻の高井まどか教授は「夢をあきらめずに 焦らずに」と題して基調講演し、「好きなことを見つけ、取り組み続けることが大切」とエールを送った。
 優れた女性研究者に贈る金沢大の「はあざみ女性研究者賞」の表彰式もあった。
 ◇受賞した皆さん▽紫花賞 田中利恵・金沢大医薬保健研究域付属AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センター准教授▽若葉賞 大島恵・金沢大病院検査部(同大大学院腎臓内科学)特任助教、新井祥子・金沢大がん進展制御研究所腫瘍内科特任助手、小林絵里子・富山県立大看護学部母性看護学講師、片倉美由起・YKK製造・技術本部生産技術部主事

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