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新庄剛志ビッグボス「野手では中村君よかった。投手では高野君」ラストチャンスの2人に目を見張る

2021年12月8日 20時37分

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12球団合同トライアウトを視察に訪れ、取材に応じる日本ハム・新庄監督

12球団合同トライアウトを視察に訪れ、取材に応じる日本ハム・新庄監督

 プロ野球で戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウト(入団テスト)が8日、メットライフドームで行われた。計33選手が参加した今年は、昨年のトライアウトに選手として参加した日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)が自身のツイッターでの予告通りに球場に直接足を運んで、視察。3年連続Bクラスからの巻き返しを期すチームの戦力アップに向けて、目を光らせた。
 純白のロングダウンコートに、分厚いブーツ。腰には充電式の加熱ベルトを巻き、完全防寒で冬のメットライフドームに新庄監督が登場した。「屋根があるから寒くないなと思ったけど、『中間空いてたわ』と思ってのファッション」とジョークを飛ばしつつ、人生を懸けた選手たちの姿を真剣に見守った。
 選手で参加した神宮での12球団合同トライアウトから1年。日本ハムの指揮官となって登場した新庄監督は稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(GM)とともに、チェックした。
 「少しでもいいところを見ていました」。恩師の故野村克也さんのような“再生工場”を開くのもチーム力アップの策。野手は足の回転とバットを振るタイミング、投手は自分が打席に立ったと想定してどうタイミングをずらすのかを主眼に置いて、目を凝らした。
 アピール不足の面を感じる中、同監督のアンテナに反応した選手がいた。投手は2020年限りで阪神を戦力外となり、今季は台湾・中信兄弟でプレーした高野圭佑(29)。野手は育成契約だった楽天を20年限りで去り、今季はBCリーグ福井に在籍した中村和希外野手(26)。2人の分析を語る口調には熱がこもった。
 「野手では中村君がよかった。ミート力はものすごくあって面白いと思いましたね。投手では高野君。真っすぐはそんなにスピードがなかったんですけど、芯を外すカットボールが面白いかなと思った」
 昨年もトライアウトを受けた2人は今回が最後の機会。台湾や独立リーグでプレーしてまでもそのチャンスにかけたが、その必死さに指揮官は目を見張った。高野についてはマウンドやネット裏にあいさつした人間性も評価。「ユニホームを脱いだ後でも必ずプラスになる」と舌を巻いた。
 投手では前オリックスの金田和之(31)、野手では前巨人の山下航汰外野手(21)の名も挙げた新庄監督。獲得は稲葉GMら編成部門が決めるとしたが、「この選手が良かったということは報告します」。“2年連続”のトライアウトは大いに収穫ありだ。

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