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障害者と認知症高齢者が対話 回想フォン

2021年12月8日 10時44分 (12月8日 11時55分更新)
高齢者が昔を思い出すことで、認知機能の維持につながるとされる心理療法「回想法」。障害者がカウンセラーを務め、自宅からビデオ通話で介護施設の入所者と会話する取り組みも広がりつつある。コロナ禍で外部の人との接触が制限される中、施設側は「入所者のQOL(生活の質)が向上した」と歓迎。障害者の就労の場としても役立っているようだ。(五十住和樹)

パソコン画面の河和旦さんと会話する盛田智子さん=愛知県武豊町で


「お嫁に来たときは、お勝手にむしろが敷いてあってね、履物はわら草履でしたよ」。愛知県武豊町の特別養護老人ホーム「くすのきの里」で暮らす軽度認知症の盛田智子さん(85)は二年半ほど前から毎週水曜午後の三十分間、居室のパソコンで、東京都中央区に住む視覚障害者の河和旦さん(35)とのビデオ通話を楽しんでいる。
 十月中旬のこの日は、施設のイベントでたこ焼きを食べたという話から、河和さんが会話を膨らませ、盛田さんの若い頃の記憶を次々と引き出した。子どもの頃に食べた綿菓子、食べ物がなかった終戦直後のひもじい思い、山中でくんだ水を分け合って洗濯をしたこと…。時間はあっという間に過ぎ、盛田さんは「昔の話をするのは楽しいし、元気が出る。(次回に向けて)一週間かけて昔の話を思...

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