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早期発見難しい 卵巣がん サイン逃さず受診を  

2021年12月7日 05時00分 (12月8日 10時53分更新)
 婦人科系がんの一つで、年間一万三千人がかかる卵巣がん。初期は自覚症状がほとんどなく、進行した状態で発見されるケースが多いため、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれる。おなかが張る、しこりがあるなどは卵巣がんを疑うサインだ。早期の婦人科受診が欠かせない。(河野紀子)

腹部の張り 腹部のしこり 頻尿 便秘 食欲減退


確立した検査方法なく



 「数カ月前から下腹部にしこりがあったのに」。二〇一八年十月、三十六歳の時にステージ1の卵巣がんと診断された吉田ゆりさん(40)=神奈川県厚木市=は振り返る。
 発覚は偶然。吉田さんのおなかに、当時一歳の長男がふざけて頭をぶつけたときのことだ。激痛が走ってすぐ病院へ。腹部のコンピューター断層撮影(CT)と磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、通常二、三センチの右側の卵巣が大きく腫れ、根元からねじれていた。「卵巣茎捻転」だ。
 画像から腫れの原因となっている約九センチの腫瘍は、悪性の可能性が高かったため、四日後には左右二つの卵巣と子宮を摘出。手術中に細胞を採って調べたところ、後にがんが確定した。以降、経過観察を続けている。今から思うと下腹部の膨らみや頻尿な...

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