農福連携を進め障害者就労促進 県地場産でセミナー
2021年12月8日 05時00分 (12月8日 10時52分更新)
農業分野における障害者の就労を促進するため、県は七日、金沢市鞍月の県地場産業振興センターでセミナーを開いた。オンラインを含めた約四十人は、障害者が農業分野で活躍することを通じて自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組み「農福連携」について理解を深めた。
セミナーには、県内の福祉事業所や特別支援学校の担当者、農家などが参加。県職員が農福連携を進めることで、農家の繁忙期の人手不足解消や、障害者の就労の場が拡大するなどの利点を説明した。
県外で実際に、農福連携に取り組む農業者や福祉事業者の事例も紹介。新潟市の「農園CuRA!」の真保若葉代表は「障害者の方は天候や体調によって集中力が途切れやすいときもある。気分転換しながら作業できるように仕事のパターンをいくつかつくっておくといい」と語った。(郷司駿成)
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