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スーチー氏禁錮2年、国軍が減刑 ミャンマー、民主派追放進める構え

2021年12月8日 05時00分 (12月8日 05時01分更新)
7日、ミャンマー・マンダレーでアウンサンスーチー氏の禁錮刑に抗議しデモ行進する人々=AP

7日、ミャンマー・マンダレーでアウンサンスーチー氏の禁錮刑に抗議しデモ行進する人々=AP

 【バンコク=岩崎健太朗】ミャンマー国軍の特別法廷が民主化指導者アウンサンスーチー氏(76)に禁錮刑を言い渡したことに対し、国内外からは「不公正で政治的動機にほかならない」との非難が相次いだ。ミンアウンフライン総司令官は判決後の六日夜、禁錮四年から二年への減刑を指示。国軍は融和姿勢を繕っているが、民主派の追放を進めていく構えだ。
 国軍は「人道上の措置」としてスーチー氏や大統領だったウィンミン氏の刑期を短縮し、収監もしないと発表。七日付国営紙は「国家統治評議会議長(総司令官)が減刑」の見出しで報じた。ただ、今後も表向きは法手続きにのっとった形で、二〇二三年八月までに実施方針の総選挙から民主派を排除する考えだ。
 最大都市ヤンゴンの元記者(67)は「市民の怒りを抑えたいのだろうが、見え透いている」と不快そうに話した。
 判決を受け、欧米などからは「民主主義と正義への冒とく」(ブリンケン米国務長官)、「裁判を反対派排除に利用している」(バチェレ国連人権高等弁務官)と一斉に批判の声が上がり、溝がいっそう深まっている。
 一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)の来年の議長国カンボジアは七日、フン・セン...

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