「さすがに褒めてくれるんじゃないですか」正力松太郎賞受賞の高津監督 ノムさんしのぶ会で報告
2021年12月7日 19時09分
今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、東京都内であり、チームを20年ぶり6度目の日本一に導いた高津臣吾監督(53)を選出した。高津監督は初受賞となる。
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2年連続最下位から6年ぶりのリーグ優勝に日本シリーズ制覇。低迷するチームを再建した高津監督は「絶対大丈夫」やクライマックスシリーズ前の「決して横綱ではない。僕らは常に前のめりで」などのフレーズで鼓舞した言葉の力も評価された。
「チームのみんながそこに導いてくれた。その賞を代表していただくので胸を張っていきたい。チームメートをはじめ、みなさんに感謝しています」
ヤクルトでは1978年の広岡達朗監督、93年の野村克也監督、97年の古田敦也捕手、2001年の若松勉監督以来、20年ぶり5人目の快挙。昨年2月に亡くなった恩師の野村さんも受賞経験がある栄誉を手にした。
リーグ優勝後には野村さんが「褒めてはくれないでしょうね」と語っていたが、今回は「さすがに褒めてくれるんじゃないですか」と笑顔。11日に神宮球場で行われる「野村克也をしのぶ会」で明るい報告できると胸を張った。また、正力賞発表前には東京都内のヤクルト本社を訪問。根岸孝成オーナーに日本一を報告した。
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