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腸内細菌と認知症 関係調査へ 国立長寿医療研、協力患者を募集

2021年12月7日 05時00分 (12月8日 22時01分更新)
 腸内細菌(腸内フローラ)が認知症などさまざまな脳の病気と関係する「脳腸相関」が近年医学界で注目されており、国立長寿医療研究センター・もの忘れセンター(大府市)も腸内フローラとレビー小体型認知症の関係を探る調査を始めた。研究に協力してくれる患者を募っている。 
 レビー小体型認知症は、「レビー小体」と呼ばれる異常タンパクが脳内に蓄積することが原因。幻視や手足の震えなどの症状が見られ、病理診断によるデータでは認知症全体の約20%を占める。
 研究グループの佐治直樹・同センター副センター長によると、認知症の前段階から腸内フローラが変化することが分かっている。レビー小体型と腸内フローラの関係についてはまだ研究事例が少なく、今回の研究で診断や病態把握に役立つ指標が見つかる可能性があるという。
 募集するのは、同型認知症またはその可能性があると診断された患者約三十人。センターの「もの忘れ外来」を受診し、認知機能や腸内フローラの検査を受ける。本人の生活状況を知る家族などの付添人が必要。
 腸内フローラの検査費用はセンターが負担するが、認知機能検査(保険診療)の費用は患者負担。謝礼として三千円分のQUOカードがもらえるほか、腸内フローラの検査結果に基づく食生活のアドバイスも受けられる。
 希望者は、もの忘れセンター・腸内フローラ研究事務局=0562(46)2311内線7714=へ(受け付けは月、火、金曜の午前十時から午後三時)。センターのホームページ内にあるこの研究のページには応募フォームもある。
 (大森雅弥)

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