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<正見真一郎のつり初釣戦!>ラストは船釣り!東京湾のLTアジ

2021年12月7日 05時00分

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食いの立った前半にはダブルも数回あった

食いの立った前半にはダブルも数回あった

  • 食いの立った前半にはダブルも数回あった
 連載最終回となる5回目は一気にハードルを上げて沖釣りにチャレンジする。釣り物はLTアジ。船に乗って釣るのも初めて。リールを扱って釣るのも初めてという初物尽くし。だが、計画を聞いた釣り友、東京新聞の田原記者は「ハゼやヘラブナより簡単でしょう」と言う。確かに釣果欄を見ると船酔いしなければオデコは免れそうだが…。船蝶会船宿、東京・東大井「いわた釣船店」の門をたたいた。

◆開始1時間でツ抜けだ〜

 いわた釣船店に朝7時前に到着するとすでに多くの釣り客でにぎわっていた。この日はカワハギ船とLTアジ船の2隻出しで、記者が乗るLTアジ船は弱冠20歳の高野光太船長が操船する。釣り座は船長のすぐそばの右舷中央。船宿の親分、岩田登行(たかゆき)船長に見送られて、いざ出船だ。
 実は取材ではこちらの船に親子釣り教室で何回かお世話になっている。アジを釣ったのは横浜のベイブリッジの近くや、もう少し手前の扇島のあたり。今回もそちらかと思いきや、「木更津へ行きます」と高野船長。「数が釣れます」と。これは期待十分だ。
 東京湾を横断すること約50分。釣り場ではすでにたくさんの釣り船、ボートが釣りを始めている。船長がイカリを下ろすと常連さんたちは釣り開始。我々初心者には船長のレクチャーが始まった。片天ビンにぶら下がるクッションゴムに2本針の仕掛けを着けると、まず餌の説明。各自にアオイソメと4〜5ミリ角のアカタンが配られている。片方にアカタン、もう一方にアオイソメを短く切って装着。コマセカゴにコマセを詰めると両軸リールに左手親指を添えながらオモリを着底させる。道糸に1メートル間隔で付いている目盛りを頼りに、船長が指示するタナまで巻き上げて戦闘開始だ。
 釣り始め、いきなり活発に食った。1時間ほどで目標のツ抜け達成。まとめて2匹の一荷釣りも5回。ところが、その後場所を移動すると食い渋った。右舷側には10人近くの人が並んでいるが、左右を見渡しても皆釣れていない。金魚の釣り堀やヘラブナの管理釣り場ではどこかで誰かが釣っていたが、船釣りでは全滅タイムがあるようだ。
 沖上がりは14時過ぎ。釣果は26匹だった。近くにいた釣行3〜4回目という男性が23匹だったそうで、初めてにしては健闘したというところか。同行したデスクの「正見記者の今後の課題は?」というクエスチョンに、笑顔で「なし」と高野船長。「まあ取り込みですか。バラシがありましたよね。あれをなくせば釣果が伸びます」と続けた。だが、記者が自分で思う課題はいくつもある。

◆課題が見つけられることこそ今までの成果

 一つ、アジのアタリが分からないことだ。2匹掛かれば重いのでまず分かる。1匹でも分かる時もある。でも半分以上のアジは、「まだコマセが残っているかな」と上げたら魚が掛かっていたという情けないレベルだ。
 二つ、釣れている時に次の投入まで時間が掛かることだ。針外しが不器用でモタモタする。わざわざチャンスを逃しているようなものだ。
 三つ、釣れない時間帯に対応するノウハウがなかった。実はアオイソメが苦手で、ハゼ釣りの時もほとんど避けていた。アカタンはもちがいいが釣れなければ仕方ない。また竿先を振ってオモリを遠くへ投入するなどのアイデアもあったか。終了後に釣果を聞いたら竿頭は86匹! 左舷で釣り続けていた人がいたようだ。すごい人はいるものだ。
 四つ、お隣さんとのオマツリもあったが、2本針なので「1人オマツリ」が多かった。タイムロスをなくさないと。
 高野船長はイケメン、長身、穏やかな性格と三拍子そろっていて、いずれは東京湾の釣りをリードする名船長になるだろう。こちらは40号のオモリを数時間上下させたせいか、両手の指がつって仕方がない。「釣ったらつった」。釣りの道は険しい。

<料理>ナメロウ&塩焼き

「釣れたアジ、どうするの?」。われ関せずを表明していた家内が実際に26匹のアジを前にして戦闘モードが高まったらしい。「ワタは早く取らなくちゃ」とさっそく調理を始めた。ウロコを落とし、ゼイゴを切ると、頭と内臓を外す。あまり切れが良くない文化包丁で、魚屋さんのようにはいかないが、なんとか26匹下処理を終えた。調理センスのある三男も加勢してネギ、刻みショウガとみそで7匹分のナメロウ完成。鮮度抜群、絶品でした。ごちそうさま!
 翌朝は4匹を塩焼き。こちらも旨々。魚を釣って食べる。天台宗の僧籍に入っている人間(記者です。比叡山では故瀬戸内寂聴尼の1期後輩)のすることではないのですが、やめられませんね。
<船宿メモ> いわた釣船店=(電)03(3471)1322。LTアジの乗合料金は9500円(餌・コマセ・氷付き)。貸し竿500円(仕掛け1袋付き)。女性、子どもは割引あり。予約制で7時30分出船。別船はカワハギ、タチウオ&LTアジなど各種受付中。
<交通> 京急電鉄の鮫洲駅下車。駅前の商店街を川崎方面に進み最初の信号を左折してすぐ。徒歩で約5分。車の場合は品川方面からだと第一京浜の大井南消防署交差点を左折して道なりに直進すると店前に出る。駐車場は台数に限りがあるので要予約。
<ただいま出船中> 東京中日スポーツ船蝶会所属では次の船宿も東京湾のLTアジに出船中。
【浦安】岩田屋
【深川】冨士見
【横浜】打木屋
【金沢八景】一之瀬丸
【金沢八景】野毛屋
 出船日、出船時間など詳細は船宿へ。

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