白井英治「4枠も悪くない」正攻法の4カド一撃で優勝狙う【鳴門ボートPG1バトルチャンピオントーナメント】
2021年12月7日 06時00分
◇6日 鳴門ボートプレミアムG1「第3回バトルチャンピオントーナメント」3日目
初めてづくしの緊張感を楽しんでいる。生き残りを懸けた準決勝戦11Rで、3号艇の白井英治(45)=山口=が「3カドは何度かやろうと思ったけど、そこまでして勝ちたいとは思っていなかった。足の勢いが違う遠藤さんを止めるために初めて入った」と、3カドを選択する策。その奇襲策は見事に成功する。
コンマ10のSで飛び出すと仕掛け遅れた2コースの石野貴之がスリットでへこみ、見事まくり差しが決まる。「浜野谷さんがハンドルを入れているのが見えたので差しに構えた。初めての3カドだったけど、やってみたら結構できた。これからは多用する」。値千金の1着。今後、戦う上で新たな武器を手に入れ「自分の中では二重丸まではいっていないけど、男子同士なら負けない」と、36号機も許容範囲内に達してVを狙える態勢は整った。
この大会は初出場にして優出。「このシステムは気合が入るシステム。メンバーもいいので緊張感が高まるし、楽しんでいる」と頂上決戦を前にしても表情は穏やかだが、瞳の中には闘志が宿る。運命を委ねたあみだマシンで決まった枠は4号艇。「本当は1枠を引いて緊張感を味わいたかったけど4枠も悪くない。勝負できる」。次は正攻法の4カドで一撃だ。
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