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サイクル観光 活発化へ出発 ベイツーリズムひみ理事長 早崎 一人さん(61)

2021年12月6日 05時00分 (12月6日 10時17分更新)
「大きなレースを誘致・開催したい」と話す早崎一人さん=氷見市内で

「大きなレースを誘致・開催したい」と話す早崎一人さん=氷見市内で

 自転車を活用した旅行・観光の発展に着眼し、氷見市のNPO法人「ベイツーリズムひみ」(会員十人)が今年七月に設立された。ナショナルサイクルルートの富山湾岸コース(氷見市−朝日町、百二キロ)が五月に指定されたばかり。ウィズコロナに対応したサイクルツーリズムは観光行政も注目する。理事長の早崎一人さん(61)に展望を聞いた。 (聞き手・小畑一成)
 −設立の経緯は。
 「三十五歳で自転車を始め、マイナーな競技に参加してきた。六十歳にさしかかり、競技より裏方をしないとお世話になった方たちに恩返しができない。地元に競技の組織はあるが、イベントはしていない。やりたい者たちを集めたらどうかと考えていた。ナショナルサイクルルートができて、活発化しないと乗り遅れてしまう懸念もあった」
 −湾岸コースが国土交通省に指定された。
 「しまなみ海道(広島県・愛媛県)とか琵琶湖(滋賀県)とか第一次指定のところはお客さんが来ている。しまなみ海道には年間三十五万人が訪れ、地元への還元が多くある。富山でも行政に民間や企業が参画して進めてゆくのが理想。草の根運動みたいな形で、県の推進の一助になれば」
 −課題は。
 「ハードはすごく劣っている。富山県に三十五万人来るかというと、今の状態ではとうてい無理。しまなみ海道は自転車を組み立てるところ、部屋に自転車が入れるホテル、運べるタクシーがある。故障したときのレスキューも整っている。だいぶ差があるが、能登半島が注目され、氷見にも食指が動いている。大切に育てて、魅力アップを進めてゆく。自転車マンとして使命かなと思っている」
 −さっそく十月に耐久サイクリング「ジロ・デ・ヒミ」、幼児向けキックバイクレース「ブリンスカップ」を催した。
 「最終的な目標は大きな自転車レースを氷見に誘致もしくは開催すること。二つの考え方がある。氷見に集いやすいレースがある、来てくださいと。もうひとつはブリンスカップのように子どもや自転車に関わる人を育ててゆく。外からと内からです。スポーツサイクルの初心者を対象にした講座も考えている」
 −来年は。
 「ブルベに注目している。制限時間内に自分のペースで長距離を走って認定するイベント。先日、千葉のブルベの団体が氷見から石川県の七尾で開催した。いろんなところから来られて催すのはありがたいが、地元の人がやればもっと人が集まるかな。調査、研究中」

【プロフィール】はやさき・かずひと=氷見市出身。日本大卒。県立高校、国立能登青少年交流の家などに勤務し、高校教諭定年退職後の2020年から南砺市教委社会教育指導員。氷見市サイクルスポーツ協会副会長、同市体育協会評議員。


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