東京五輪銅メダル田中亮明が現役続行の意向表明「自分にはボクシング以外の選択肢はない」【ボクシング】
2021年12月5日 17時24分
東京五輪のボクシング男子フライ級で銅メダルを獲得した田中亮明(28)=中京高教諭=が5日、現役続行の意向を明かした。岐阜市内のホテルで行われた『第32回中日ぎふ体育顕彰』贈呈式に出席し、表明した。
1960年のローマ五輪以来61年ぶりの男子フライ級でのメダル獲得。快挙後は去就について熟考していた田中が、決意を固めた。「自分にはボクシング以外の選択肢はない」。中京高のボクシング部で指導しながら、自身もプレーを続ける。
悲願の銅メダルにも、「最初は悔しいと思った。その悔しいという気持ちが次につながっていく。自分の中で満足感はあまりない」と胸の内を明かす。快進撃も残念ながら自身のゴールには到達できなかった。完全燃焼していないなら、選択肢は一つだった。
その実力からプロ転向しても活躍できただろう。だが、アマチュアを主戦場に戦い続ける。「中京高校以外でやるということは考えていない」とキッパリ。世界選手権で初めて金メダルを獲得した坪井智也(自衛隊)、岡沢セオン(INSPA)も大いに刺激になったという。
中日ぎふ体育顕彰贈呈式では「これからもアマチュアボクシング、中京高校の発展のために活動していければ。自分自身もそうだけど、生徒がこういう賞を取れるようにも頑張っていく」と語った。年内は休養し、そして再始動する。現時点では目標はどこに定めるかは未定だが、再びグローブを手にする。
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