「空前にして絶後の円丈落語はファンの皆様の脳裡に」 三遊亭円丈さんへ、弟子一同から追悼メッセージ
2021年12月5日 14時31分
「グリコ少年」をはじめ独特の感性あふれる新作や趣味のパソコンを持ち込んだ高座などで人気を集めた「新作落語のカリスマ」三遊亭円丈さん(本名・大角弘、名古屋市出身)が11月30日、心不全のため76歳で死去したことが5日、明らかになった。円丈さんの公式ホームページには、弟子一同からのメッセージが掲載された。
冒頭に「われわれの師匠、三遊亭円丈が去る11月30日に、眠るように逝去いたしました。ここに謹んでお知らせをいたします。最後の高座となったのが、毎年12月23日に国立演芸場にて開催していた『円丈百席を聴く会』の令和2年(2020年)での高座でした。まさか、それから1年も経ずに鬼籍に入るとは、師匠はもちろん、弟子の誰一人として予測だにできないことでした」と、円丈さんの近況が紹介された。
続けて「その会がはねてから師匠は弟子を連れて、いつものように平河天満宮に会が無事終わった御礼を報告にお参りに行きました。その際、師匠は手を合わせて『お母さん、弘(師匠の本名)は頑張りました』と唱えていたのを弟子は聞いています。このように、何事にも全力を尽くす師匠でした」と思い出を振り返った。
最後に「師匠、長い間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。師匠にもう怒られないと思うと、ちょっと残念な気すら致します。師匠は、出囃子『官女』にのって、圓生のいるあの世の高座に旅立ちました。残されたわれわれは、師匠の教えを胸に、それぞれに頑張ります。最後に、多くのファンの皆様、コロナ禍でもあり、師匠とお別れの機会を設けることができず、申し訳ありませんでした。けれど、あの空前にして絶後の円丈落語は、ファンの皆様の脳裡にいつまでも残り続けることと信じています」と師との別れを惜しんだ。
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