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下街道沿い観光に活用を 多治見の観ボラ、ウオーキングマップ一新

2021年12月5日 05時00分 (12月5日 12時45分更新)
新たに作製したマップを紹介する青山会長(左から2人目)と大野さん(右)ら観光ボランティアガイド=多治見市虎渓山町で

新たに作製したマップを紹介する青山会長(左から2人目)と大野さん(右)ら観光ボランティアガイド=多治見市虎渓山町で

  • 新たに作製したマップを紹介する青山会長(左から2人目)と大野さん(右)ら観光ボランティアガイド=多治見市虎渓山町で
  • マップの裏面。作陶体験ができる場所や飲食店などを紹介する
 多治見市内の観光名所を案内する団体「多治見観光ボランティアガイド」(観ボラ)は、市内を走る下街道沿いのお薦めスポットを紹介するウオーキングマップを一新した。新型コロナウイルス禍で遠方からの観光客が減る中、市民向けにもわかりやすく地元を紹介することで関心の底上げを図り、近郊観光を促す起爆剤にしたい考えだ。 (脇阪憲)
 新たなマップはA2サイズ。持ち運ぶ場面を考慮し、蛇腹折り五山に仕立てた。表面には東町・大洞峠から内津(うつつ)峠まで市内を東西に横切る下街道の歴史的側面を学べる名跡などを掲載。裏面には、下街道から一キロ圏内にある飲食店や土産店、作陶体験ができる施設などを紹介した。計五千部を用意し、JR多治見駅の観光案内所などで配布する。
 観ボラは、二〇〇三年の国際陶磁器フェスティバル美濃の開催に合わせて発足。以来、下街道をはじめとした地元の観光資源の開発や案内看板の整備、街道沿いの名所を回るウオーキング企画などに力を入れてきた。現在の会員数は四十一人。
 しかし近年、活動の一つである虎渓山永保寺や多治見修道院など観光名所での案内は苦境を迎えている。一七年度に過去最高の案内者数六千三十人を記録したのに対し、以降は二千〜三千人程度で推移。昨年度はコロナ禍のあおりを受けて、六百二十九人にとどまり、本年度はさらなる低迷が続く。
 こうした逆境の中で、新マップの作製に着手。一八年に作製した旧マップは使い勝手が良く、おおむね好評だったというが、市民から「もう少し分かりやすくしてほしい」という声もあった。そこで、コロナ禍で遠方への旅行が敬遠される中での需要の変化に伴い、さらに街道沿いの情報を細かく取り入れたマップにリニューアルした。
 観ボラのメンバーで作製を担当した大野博司さん(80)は「市内の下街道を訪れる際にはぜひ活用してもらいたい」と呼び掛ける。青山公彦会長(77)は「下街道を多くの人に知ってもらい、親しんでもらうことが活動の目標であり、多治見の観光活性化につながると信じている。マップを通してわれわれの熱意を感じてもらえれば」と話した。

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