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『異色の主将』細木康太郎が帝京大を対抗戦G優勝に導く「チームプレーより自分」から成長【ラグビー】

2021年12月4日 22時38分

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戦い終えた選手たちをスーツ姿でねぎらう帝京大の細木主将(中央)

戦い終えた選手たちをスーツ姿でねぎらう帝京大の細木主将(中央)

◇4日 ラグビー 関東大学対抗戦グループ 帝京大64―14慶大(東京・秩父宮ラグビー場)
 異色の主将が、頂点から離れていた無敵軍団を再生させた。
 帝京大のプロップ細木康太郎主将(4年・桐蔭学園)は元々、チームプレーよりも自分の勝負に没頭するタイプ。本人も「3年生までの自分は人の話を聞かないとか、人としての初歩的な部分ができていなかったんです」と苦笑する。
 3年生のときも、自分が主将になるとは思っていなかったという、だが同期のミーティングで主将候補に自身の名前が挙がり、候補の3人で「深いところまで話し合って、お互いの意見を聞き合う中で、僕の力を必要としてもらえるならやりたいという思いが強くなった」と振り返る。
 岩出雅之監督(63)は「副将の押川(CTB)や上山(フランカー)もいい主将になれたと思うけれど、細木には他の2人にはない、力強く勝利への思いをストレートに表現する力がある。それがチームのみんなの力になっている」とそのキャプテンシー、ナチュラルな人間力を評価。細木自身も、目標のキャプテン像とは? という質問に「僕を主将に選んでもらえたということは、僕の個性が認められたことだから、誰かのまねをしたら意味がなくなる。僕は僕の色を出していきたい」と答えた。
 この日対戦した慶大の主将、原田衛は桐蔭学園で同期。母校では原田が主将だった。その原田は「去年は(細木が)けがで直接対戦できなかったので、今年は楽しみにしていたんですが」と残念がりながら「高校時代からものすごく成長して、(細木は)主将としてよく(帝京大の)チームをまとめたなと思います。上から言ってるみたいですが」と苦笑しながら称賛した。
 いわゆる優等生、主将タイプではないが、闘志と情熱のキャプテンが、帝京大をまずは対抗戦王座に引き上げた。次に目指すは大学王座だ。

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