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河野安通志 顕彰碑ついに 大聖寺・耳聞山公園で除幕式

2021年12月5日 05時00分 (12月5日 11時02分更新)
河野安通志の生家近くに完成した顕彰碑(右)とモニュメント=加賀市大聖寺耳聞山町で

河野安通志の生家近くに完成した顕彰碑(右)とモニュメント=加賀市大聖寺耳聞山町で

日本初のプロ野球球団創設「地元のすごい人発信」

 日本初のプロ野球球団をつくった加賀市出身の河野安通志(こうのあつし)(一八八四〜一九四六年)の顕彰碑が完成し、除幕式が四日、生家に近い同市大聖寺耳聞山町の耳聞山公園であった。河野の功績をたたえ、後世に伝える顕彰碑の完成を、地元の歴史愛好家や野球関係者、河野の親族らが祝った。 (井上京佳)
 公園の一角に、野球のボールを模した土台に、高さ一メートルの顕彰碑と、高さ一・六メートルのモニュメントを建てた。顕彰碑は旧大聖寺藩の領地をかたどり、河野の功績が刻まれている。モニュメントには、似顔絵と竹久夢二が河野をモデルに描いた雑誌の挿絵、野球のグラウンドを描いた四枚の九谷焼の陶板がはめ込まれている。デザインや陶板は地元の作家が手掛けた。
 国内初のプロ球団「日本運動協会」の設立から百年たった昨年、大聖寺文化協会が顕彰碑の建設を企画。新型コロナ禍の影響で建設費用を集める募金活動が困難だったため、計画は一年遅れたが、地元の住民や企業など約二百の個人・団体から計四百万円が集まり、完成した。
 除幕式では大和謙市会長は「地元にすごい人がいたことを全国に発信したい」とあいさつ。宮元陸市長、加賀学童野球クラブの選手らが除幕した。
 河野の長男の妻河野わか子さん(85)=東京都多摩市=は「大変ありがたい。河野や三人の子も喜んでいると思います」と話した。

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