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空き古民家 貸し空間に 魚津・村木地区 利活用へ地域で事業化

2021年12月5日 05時00分 (12月5日 11時12分更新)
喜八郎邸の開所セレモニー。おわら踊りを披露して祝った=魚津市火の宮町で

喜八郎邸の開所セレモニー。おわら踊りを披露して祝った=魚津市火の宮町で

  • 喜八郎邸の開所セレモニー。おわら踊りを披露して祝った=魚津市火の宮町で
  • 最後の居住者の名を書いた看板が掲げられた玄関。改装した左側の格子戸も風情が残る=魚津市火の宮町で
 魚津市村木地区振興協議会は、地区内の空き家利活用事業の第一弾として、火の宮町の古民家を一部改装し、レンタルスペースとして貸し出す。名称は最後の居住者だった故辻喜八郎さんから「喜八郎邸」と名付けた。開所セレモニーが四日、現地であった。 (松本芳孝)
 空き家は一九一一(明治四十四)年築の木造二階建てで、延べ床面積約二百五十八平方メートル。置き屋として使われていたため間口に比べ、奥行きがあるのが特徴。二〇一三年に空き家になり、市の空き家バンクに登録されていた。
 一七年に市の仲介で空き家を地区活性化拠点にする取り組みがスタートし、埼玉県在住の現所有者から借り受けた。協議会の積立金と市の助成金で玄関側の格子戸と十畳の板の間、トイレなどを改装。住民ら延べ百人以上が協力して四回清掃した。
 本年度中は試用期間とし、改装した板の間など一階の一部約百三十平方メートルを貸し出す。一日の料金は平日(午前九時〜午後九時)が千円、土日祝日が二千円。二二年度以降は本年度の利用者の意見も踏まえ、活用方法を考える。
 約三十人が参加したセレモニーでは、事前に利用した村椿晃市長が「可能性を感じる素晴らしい古民家。地区の歴史、文化を体験、発信する場として夢が膨らむ」と話した。おわら踊り披露や茶、菓子の振る舞いがあった。
 協議会の亀沢俊幸会長は「まだ地区内に空き家はある。喜八郎邸が軌道に乗れば希望者に譲り、第二、第三の地区活性化拠点を考えたい」と話した。(問)0765(24)2478

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