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中日勢が4連覇…今季の“併殺打王”高橋周平 得点圏打率は1割9分 悔恨の自己分析「異常に前に行ってた…」

2021年12月4日 10時33分

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10月14日のヤクルト戦、二ゴロ併殺に倒れる中日・高橋周

10月14日のヤクルト戦、二ゴロ併殺に倒れる中日・高橋周

◇渋谷真『数字は語る~2021年竜戦士』その4
 高橋周平にとっては屈辱を刻むシーズンとなった。打点を期待される立場だが、得点圏打率1割9分は、セ・リーグ規定打席到達者の中でブービーの31位。そしてブービーメーカーとなってしまったのが、21併殺打である。2018、19年のビシエド、昨季の阿部に続いて中日勢の“4連覇”。ただし、2人と違うのは高橋周が左打者ということだ。
 理由は書くまでもないが、併殺打が多いのは右の強打者だ。左のゲッツー王は、セパともに1994年(横浜・駒田徳広の29と、ダイエー・トラックスラーの21)以来、27年ぶりだった。
 「体を開きたくない。それを意識しすぎました。前で打ちたくて、ひたすら『前で、前で』と練習していて、頭も前に突っ込んでしまって…。腰も回らないから、バットを上から下に落とすだけのスイングになってしまった。そりゃゴロにしかならないですよね」
 悔恨の自己分析。ずれたスイングは平均打球角度に直結しており、前年14度から8・9度に落ちていた。相手バッテリーに支配され、ゴロを量産した。
 左右別でも顕著な違いが出た。左投手には1割8分9厘、0本塁打と打ちあぐねたが、併殺打は3。一方、右からは2割9分1厘、5本塁打と結果は残せたが併殺打も18を数えた。打席数(160と360)を差し引いても、偶然ではないだろう。7月以降は本塁打ゼロ。もがき、あがいたシーズンに少しだけ光が差し込んだのは、月間打率3割3分3厘を記録した9月だった。
 「もうこだわっていても仕方ないと思って、体重を後ろに残しました。そのときに『ああ、異常に前に行ってたんだな』って気付いたんです」
 最も高橋周らしい打球は、広いバンテリンドームの左中間フェンスを直撃する二塁打だと思う。心機一転の来季は、ぜひとも立浪監督の代名詞だった、ミスターダブルの襲名を願いたい。

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