父は元中日選手 トヨタ自動車の1年目佐藤勇基がハツラツ東京D1号「来年リベンジしたい」【都市対抗野球】
2021年12月2日 22時45分
◇2日 都市対抗野球大会1回戦(東京ドーム)
トヨタ自動車(豊田市)はNTT東日本(東京都)に1―4で敗れ、2年連続での初戦敗退となった。日本製鉄東海REX(東海市)はJFE東日本(千葉市)に延長10回、タイブレークの末に4―7で敗戦。伏木海陸運送(高岡市)は大阪ガス(大阪市)に0―4で敗れ、大会初勝利とはならなかった。
◇ ◇
9回を終えてわずか3安打。継投で逃げ切りを図る相手投手陣から1点しか奪えなかった。トヨタ自動車の藤原航平監督(42)は「ここが事実上の決勝のつもりで挑んだが、相手投手陣を崩せなかった。打つのは難しいですけど、ここに勝ちに来ているので…」と声を落とした。
予選から大きく打順を入れ替えた。1番に広島から3位指名された中村を起用。下位打線から巡ってきた好機でポイントゲッターとしての役割を期待されたが、3打数無安打。唯一走者を置いた5回の打席では四球を選んで好機を広げるも、得点につながらなかった。
打線で一矢報いたのは1年目の佐藤勇基内野手(23)だ。4回に先頭で内角直球を左翼スタンドへ運び、1点差に迫るソロ。「バットの先だったので入ってくれと思いながら走ってました。スタンドが盛り上がる感じが気持ちよかった」。社会人で2本目の本塁打をうれしそうに振り返った。
父は中日などでプレーし、現在は中日チーフスコアラーを務める秀樹さん(51)。大会前に秀樹さんから「緊張してるかもしれないけど、楽しんでやればいいよ」と連絡をもらい、初めての東京ドームではつらつとしたプレーをみせた。
チームは2年連続での初戦敗退となった。「5回のチャンスで打っていたら違った流れになっていた。来年また絶対に出てリベンジしたい」と佐藤。都市対抗の借りは都市対抗で必ず返す。
【読まれています】
◆与田前監督「私が果たせなかった目標は立浪監督に託して…」
◆最下位から“立て直して日本一”中日にもできる…6試合見て確信した
◆立浪監督が初めて”吠えた”走塁ミスの高松に「戻らなあかんやろ!」
◆与田前監督「私が果たせなかった目標は立浪監督に託して…」
◆最下位から“立て直して日本一”中日にもできる…6試合見て確信した
◆立浪監督が初めて”吠えた”走塁ミスの高松に「戻らなあかんやろ!」
おすすめ情報