横浜高の小倉元部長、ゴールデン・グラブ賞の中日・柳は「高校を出るころにはプロ級の守備をしていた」
2021年12月3日 06時00分
守備のスペシャリストを表彰する「第50回三井ゴールデン・グラブ賞」が2日発表され、中日からは投手部門で柳裕也投手(27)が、一塁手部門でダヤン・ビシエド内野手(32)が、外野手部門で大島洋平外野手(36)がそれぞれ選ばれた。柳は初受賞で、球団投手では2011年の浅尾拓也(現投手コーチ)以来10年ぶり。ビシエドは2年連続2度目、大島は4年連続で自身の持つ球団最多記録を更新する9度目。広島・山本浩二らが持つセ・リーグ最多記録にリーチをかけた。
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受賞決定後、横浜高元部長の小倉さんのもとに柳から電話があった。「年俸が上がったから小遣いでもくれるのかと言ったら、小倉さんのおかげですと。うれしいもんですね。松坂も涌井も取ったし、いずれ取れるとは思ってました」と笑った。
小倉さんはプロになれそうな選手には守備の英才教育を施した。「プロに行って困らないようにするのがオレの役目。クイック、けん制、フィールディングを身につけておけば、プロでピッチングに専念できる」。大学を経ても、いずれプロに行くと見込んだ柳にも、松坂、涌井らと同じく「プロフェッショナルに教えた」という。...
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