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「すごろく」で介護予防

2021年12月3日 05時00分 (12月3日 12時40分更新)
介護予防について考えるすごろくとキーワードカードを制作した川西真央さん(左)と永島なつ華さん=金沢市高岡町で

介護予防について考えるすごろくとキーワードカードを制作した川西真央さん(左)と永島なつ華さん=金沢市高岡町で

  • 介護予防について考えるすごろくとキーワードカードを制作した川西真央さん(左)と永島なつ華さん=金沢市高岡町で
  • すごろくを楽しむサロン運営者ら=金沢市高岡町で
 金沢市社会福祉協議会と金沢美術工芸大(同市)の学生二人が、介護予防をテーマにしたすごろくとキーワードカードを完成させた。ゲームを楽しみながら、介護予防のために頭や体を使うことができる。市社協は年内にも両方のグッズの貸し出しを始め、各地での活用を呼び掛ける。(榊原大騎)

金美大生2人が制作 市社協が貸し出しへ

 制作を手掛けたのは、同大美術工芸学部デザイン科環境デザイン専攻二年の川西真央さん(20)と永島なつ華(は)さん(21)。高齢者向けの地域サロンを運営する人に介護予防について考えてもらう研修会の一環として市社協から協力依頼を受け、企画からデザインまでを進めてきた。
 すごろくは、サイコロの目の数だけ進んだ先にある「子どもに教えることができそうな昔遊び」「昨日あった出来事で日記をつけるなら」といった項目に答えていく。中には、「足腰を鍛えるためにも今日の会場片付けを率先して」と促すものも。床に置かれたボードには得点も記されており、ゴール時点で点数の高かった人が勝ちとなる。
 一方のキーワードカードは、テーブルを囲んでするゲーム。各札には「趣味」「パソコン」といった題目が用意されている。順番が回ってきた人は札を一つ選び、そこに書かれた題目について自身が取り組んでいることなどを周りに紹介する。
 十一月三十日には、サロン運営者ら四十人が金沢市高岡町の松ケ枝福祉館に集まり、ゲームを体験。川西さんと永島さんからルールを教わり、会話を弾ませながら和気あいあいと進めた。同市野町の民生委員、中嶋幸子さんは「ゲームで誰かが一言発すればまた話題が出てくるので楽しかった。地域のサロンでも使ってみたい」と話していた。
 学生の二人は、グッズを作るため、介護予防について学ぶことから始めた。川西さんは「作ったものを楽しんでやってくれて、話が派生していくのはうれしい」。永島さんは「使う人の反応が見えるのは学校でなかなかできない体験。介護予防の知識も学べたので良かった」と振り返った。
 研修会は計三回の計画で七月に始まり、この日が最終回。初回は介護予防法などアイデアを出し合い、ゲーム内容に落とし込んだ。市社協はホームページでもフォーマットを掲載し、誰でも使えるようにする。

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