日本選手権王者・大阪ガスのMVP右腕河野が完封一番乗り、二塁踏ませない快投にプロも熱視線【都市対抗野球】
2021年12月2日 20時25分
▽2日 都市対抗野球5日目(東京ドーム)
1回戦3試合が行われ、2大会ぶりの優勝を目指すJFE東日本(千葉市)と今年の社会人日本選手権王者の大阪ガス(大阪市)が2回戦に進んだ。JFE東日本は日本製鉄東海REX(東海市)に延長10回タイブレークの末、7―4で勝利。大阪ガスは先発の、夏の日本選手権で優勝したMVP右腕河野佳投手(20)が散発4安打で完封し、伏木海陸運送(高岡市)を4―0で下した。
◇ ◇
夏の日本選手権で優勝した大阪ガスの河野が東京ドームでも快投発進した。140キロ台後半の直球と変化球をうまく使い4安打無四球で9三振を奪い、二塁を踏ませず今大会完封1号。「調子はあまり良くなくて高めに浮いたりもしましたが、要所で失投がなくて完封できた」
大阪ガスに入って制球も球威もレベルアップした。「足を上げたときに真っすぐ立って軸をしっかりさせ、いい球を投げられるようになった」。今夏は粗いところもあったが、都市対抗に向けてフォークなどの変化球の精度を磨いて大舞台で安定感を見せた。
広陵高から入社2年目で来年がドラフト解禁。視察した中日の松永編成部長は「順調に来ていると思う。スピードはこれからもっと出そう。現段階で社会人で名前が挙がってくる」とドラフト候補として期待した。
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