発達障害への理解、本で深めて 名古屋・中川の夫婦、市図書館に寄贈
2021年12月2日 05時00分 (12月2日 12時04分更新)
名古屋市中川区の夫婦が、発達障害に関する本三十三冊(計約五万円分)を市の図書館に寄贈した。夫婦の長女(18)は発達障害の一つ、自閉スペクトラム症(ASD)で、「生きづらさを感じている人や発達障害のある子どもを育てる家族の役に立てたら」との思いを込めた。五日まで昭和区の鶴舞中央図書館に特設コーナーを設け、寄贈本に加え、同館が所蔵する関連本を並べている。
長女は四歳の時にASDと診断された。他人とのコミュニケーションが苦手で、毎日通学して同級生と教室で授業を受けるのが難しかった。現在は通信制高校に進み、自宅で課題をこなして月に一、二回登校する生活を送る。
発達障害は、...
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