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松本城南外堀跡の発掘調査、二の丸側で初めてくい列が見つかる

2021年12月2日 05時00分 (12月2日 05時00分更新)
発掘調査で見つかったくい列(奥)と石列=松本市大手で

発掘調査で見つかったくい列(奥)と石列=松本市大手で

 松本市教委が進めている国宝松本城南外堀跡の発掘調査で、護岸や敵からの攻撃を防ぐために打ち込まれたとみられるくい列が発見された。外堀の内側の二の丸側でくい列が見つかったのは初めてで、外堀の幅を確認することができた。(竹内なぎ)
 調査は松本城南・西外堀の復元事業に伴い、今年八月~来年三月に実施している。南・西外堀は大正―昭和初期に埋め立て、宅地化された。前市長の下では堀の場所を芝生などで示す平面整備をする方針だったが、臥雲義尚市長は昨年、水をたたえた復元を目指すと表明した。
 調査した三カ所のうち東側と中央の二カ所では、木製のくいが密集したくい列が出土。前列には細くとがったくいが並び、外敵からの防御のためとみられる。中央部は太い木材が使用され、二の丸と外堀の境にそびえる土塁を支える護岸の目的で打たれたと考えられる。
 過去の調査結果と合わせると南外堀の幅は約二十七メートルと推定でき、江戸中期の文献とも合致していた。当時の絵図で外堀が屈折して描かれている場所では、くいが斜めに打ち込まれていると確認できたという。
 さらに東側の調査区では多量の瓦が発見された。松本城主戸田家の家紋をあしらった瓦や鬼...

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