本文へ移動

【名古屋グランパス】稲垣にランクル賞!今季ベストゲームは初栄冠つかんだあの試合

2021年12月1日 18時32分

このエントリーをはてなブックマークに追加
パス練習するMF稲垣祥(左)

パス練習するMF稲垣祥(左)

 ファン投票をもとに今季の名古屋グランパスで活躍した選手を選ぶ第27回グランパス・ランクル賞(中日スポーツ主催、愛知トヨタ協賛)の最優秀選手は、MF稲垣祥(29)に決まった。GKランゲラック(33)が特別優秀選手、吉田豊(31)、中谷進之介(25)の両DF、FW柿谷曜一朗(31)が優秀選手に選ばれた。若手対象のフレッシュグランパス賞は該当者なし。表彰式は4日のJ1浦和戦後、試合会場の豊田スタジアムで行われ、稲垣には「ランドクルーザーVX」、ランゲラックら4人には賞金が贈られる。表彰式後には投票者を対象にした抽選会があり「RAIZE G(2WD)」などが当たる。
   ◇   ◇
 少年時代に参考にしたのは、元イングランド代表のランパード、ジェラードの両MFだった。「一振り(のミドルシュート)があるボランチの選手で、タフにプレーできて。自分の中で理想型の一つ」。2人の足を真っすぐ振り抜くミドルシュートをイメージし、練習を重ねた。
 その理想を体現するボール奪取と得点力、そして圧倒的な運動量がさえた。攻めてはチーム得点王、守ってはシーズン無失点試合数、連続無失点時間という二つの記録樹立に貢献。文句なしの活躍で、ランクル賞を射止めた。
 ピッチを動き回り、戦術の要衝として働く稲垣の真骨頂は動じない心。「自分自身、スーパーな選手ではない。数多く求められすぎても、それはできませんと割り切っている部分もある」
 “できないことはやらない”のは“できることに力を尽くす”裏返し。プロ入り前から「自分の型を持ちながら、自分の体と対話して日々の生活を送ってきた」。習慣として積み重ねてきた努力が、今季の活躍につながった。
 その原点となったのは、FC東京U―15むさしで過ごした中学時代。ハイレベルなチーム内競争に苦戦し、ユース昇格はかなわなかった。「自分の鼻をへし折られたような経験でもある。そこで味わったメンタリティーが土台となって、サッカー人として生きている」。反骨心が強烈な努力と精神力を培った。
 稲垣が今季のベストゲームに選んだのは、10月30日のルヴァン杯決勝・C大阪戦(埼玉スタジアム)。「厳しい状況で苦しみながら、決勝ではグランパスらしく戦って勝ち取ったタイトル」。直前に同じC大阪に完敗するなどの苦境をはねのけた、会心の勝利をたたえた。
 来季の意気込みにも稲垣らしさがにじむ。「タイトルを狙っていかなければいけない年になる。それを実現させるためにも、目の前の課題一つ一つをクリアして、一歩一歩右肩上がりに成長していけるチームでありたい」。しっかりと地に足をつけ、これからも、誰よりも走り続ける。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ