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かぐや姫「神田川」作詩家の喜多條忠さん死去 74歳肺がん キャンディーズ「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」

2021年12月1日 00時00分

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喜多條忠さん

喜多條忠さん

 かぐや姫のヒット曲「神田川」などを手掛けた作詞家の喜多條忠(きたじょう・まこと=本名同じ)さんが22日午前6時、肺がんのため横浜市内の自宅で死去した。74歳。大阪市出身。30日、日本作詩家協会が発表した。葬儀・告別式は近親者のみで密葬として執り行われた。喪主は妻輝美(てるみ)さん。しのぶ会について、同協会は「開ける環境になれば」としている。
 日本作詩家協会によると、かねて病気療養中だったという。喜多條さんは1947年10月24日生まれ。文化放送の放送作家をしていた73年に、自身が早大時代に神田川沿いで暮らした経験をもとに作詞したフォークグループ・かぐや姫の「神田川」がミリオンセラーとなった。同グループの曲ではその後も「赤ちょうちん」「妹」(いずれも74年)を生みだし、3曲合わせて「4畳半3部作」と呼ばれた。
 ほかにも梓みちよの「メランコリー」(76年)、77年にはキャンディーズの「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」など、アイドル歌謡から演歌まで数々のヒット曲を世に送り出した。
 近年では、東日本大震災の大津波に遭いながら耐え抜いた岩手県陸前高田市の“奇跡の一本松”を歌った千昌夫の「いっぽんの松」を作詞。13年に亡くなった島倉千代子さんの遺作曲「からたちの小径」は喜多條さんが作詞、南が作曲した。日本音楽著作権協会(JASRAC)理事、日本作詩家協会会長を務めた。
 ボートレース好きとしても知られ、本紙でコラム「喜多條忠のこれっきゃない」「鮮やかな男たち」を執筆。鋭い視点からのレース予想にも定評があった。

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