【名古屋グランパス】稲垣「支えていただいた多くのファミリーに報いるような試合を」浦和との最終戦へ決意
2021年11月30日 18時49分
名古屋グランパスは11月30日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでの練習を報道陣に公開した。4つの大会を戦い、栄冠を加えた今季も、来月4日のJ1浦和戦(豊田スタジアム)で最終戦。MF稲垣祥(29)は、チームを支えてきたファンやサポーターのためにも、勝利で終える決意を語った。
来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場へ望みを残す4位争い。ホーム最終戦。今季公式戦55試合の締めくくり。最後の1戦には、さまざまな重みが重なる。2日間のオフで英気を養い、練習に臨んだこの日。選手たちはパス回しに続き、ピッチの半分を使ったゲーム形式の練習で汗を流した。
ACL出場権が自動的に得られる3位が消滅した前節の敗戦。過去は変えられない。ならば先を見るのみ。練習前、マッシモ・フィッカデンティ監督(54)は「全てしっかり積み上げてきたものを出して来シーズンにつながるようないいゲームにしよう」と選手に語ったという。
今季は中2日や中3日が続く過密日程や、帰国後の隔離生活に耐え、ルヴァン杯優勝というクラブ初の栄冠を得た。
残り1戦への思いについて、稲垣は「いろんな状況がある中でも戦い抜いてきた。多くのファミリー(ファン、サポーター)の皆さんに支えていただいたので、そういった思いに報いるような試合をラスト、ホームでやりたいなという思いが強い」と説明した。
苦楽を共にし、クラブ史に残る1年を刻んだイレブン。FW柿谷は27日のC大阪戦(ヨドコウ桜S)前に「もう今年のメンバーとは来年はできない。みんなで最後は笑って終われるような試合ができればいいな」と語った。有終の美を飾るための最後の1週間が幕を開けた。
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