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MLB無期限ロックアウトで交渉が開始された鈴木誠也の案件もストップ【AKI猪瀬コラム】

2021年12月1日 06時00分

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マンフレッド・コミッショナー(AP)

マンフレッド・コミッショナー(AP)

 ロックアウトが現実味を帯びて来た影響で「駆け込み」の大型契約が続々と成立しています。米国東部時間12月1日午後11時59分までに選手会とオーナー側、米大リーグ(MLB)機構が新たな労使協定に合意できなければ、翌2日からロックアウトが無期限で実施されます。
 交渉は12月1日まで予定されていますが、双方の意見は平行線のままで進展はないようです。今回の新労使協定交渉では(1)年俸調停の見直し(2)FA権取得期間の短縮(3)FA選手獲得によるドラフト指名権の譲渡(4)最低年俸57万500ドル(約6500万円)の引き上げ(5)現在年俸総額2億1000万ドル(約237億3000万円)に設定されているぜいたく税発生の上限を1億8000万ドル(約203億4000万円)に引き下げる(6)ポストシーズンの拡大(7)ナ・リーグにも指名打者制を導入するユニバーサルDHの採用―など交渉案件は多岐にわたっています。
 機構側の最高責任者はマンフレッド・コミッショナー、選手会はトニー・クラーク代表になります。選手会側からは8人の執行委員会メンバーであるザック・ブリトン投手、ゲリット・コール投手、マックス・シャーザー投手、ジェーソン・カストロ捕手、フランシスコ・リンドア遊撃手、アンドルー・ミラー投手、マーカス・セミエン二塁手、ジェームズ・パクストン投手が参加。オーナー側からは7人の労働政策委員会メンバーであるロッキーズ・オーナーのモンフォート、ブルワーズ・オーナーのアタナシオ、レンジャーズ・オーナーのデービス、パドレス・オーナーのファウラー、レッドソックス・オーナーのヘンリー、ツインズ・オーナーのポーラッド、ヤンキース・オーナーのスタインブレナーが参加をしています。
 このままロックアウトに突入すると、FA交渉やトレードはストップします。もちろんポスティングでMLB球団と交渉が開始された鈴木誠也外野手の案件もストップします。身近なところでは、選手の肖像権は選手会が管理しているので、MLB機構が運営している公式ホームページで選手の顔写真や動画は規約上使えなくなります。この他にもさまざまな影響が発生するロックアウトなので、この続きはまた来週のコラムで。(大リーグ・アナリスト)

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