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「オミクロン株」で出ばなくじかれた欧州ツアー 南アでの開幕戦は急きょ短縮競技に【武川玲子コラム】

2021年11月30日 17時39分

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新型コロナウイルス(AP)

新型コロナウイルス(AP)

 今シーズンもまたウイルスに悩まされそうだ。
 欧州男子ツアーの2022年シーズンが25日、南アフリカのヨハネスブルク・オープンで幕を開けたが、早速出ばなをくじかれた。第2日の金曜日朝、英国とアイルランドの選手ら22人が次々と棄権した。理由は南アフリカで発見された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」。英国政府などが感染拡大を懸念し、南アフリカからの入国制限を発表したためだ。
 クリスマス休暇を母国で過ごしたい選手、キャディーらは急きょプレーを止めて、飛行機など移動の手配に追われた。「選手らが安全に母国へ帰国することを支援する」と大会はすぐさま54ホールの短縮競技を決定した。悪天候の影響もあり、最終的には3日間の36ホールで決着した。
 欧州ツアーは22年シーズンから「DPワールドツアー」と名称変更し、南アフリカで華々しく開幕3連戦を行う予定だった。2週目に予定されていた欧州と地元共催の南アフリカオープンは欧州の看板が下ろされた。その翌週のアルフレッド・ダンヒル選手権は大会中止が決定すると、あっという間にスケジュールから消されてしまった。
 11月8日にワクチン接種と陰性証明を条件に外国人の入国緩和を始めたばかりの米国も、アフリカ南部8カ国からの入国を原則禁止した。ただ米ツアーの現状は観客の受け入れが進み、ほぼ日常を取り戻している。22年は2年ぶりにカナダ開催が実現する予定だ。しかし、新変異株が米国内で発見されたら、突然状況が変わるかもしれない。次戦は年明けの1月6日開幕のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(米ハワイ州)。欧州ツアーも1月20日からアラブ首長国連邦で開かれるアブダビHSBC選手権が次戦となる。コロナ禍は予断を許さない状況がまだまだ続く。(全米ゴルフ記者協会会員)

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