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「星野仙一記念館」が閉館 延べ約50万人が闘将の軌跡に思いはせる 故郷・倉敷市は収蔵品の展示を模索

2021年11月30日 17時37分

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最終日に星野仙一記念館を訪れた楽天元監督の平石洋介さん

最終日に星野仙一記念館を訪れた楽天元監督の平石洋介さん

 中日、阪神、楽天で監督を務め、2018年に他界した星野仙一さんの功績をたたえた「星野仙一記念館」(岡山県倉敷市)が30日、閉館し、13年8カ月の歴史に幕を下ろした。最終日には星野さんの親族や、元楽天監督でこのオフに西武の打撃コーチに就任した平石洋介さんらも駆けつけた。
 2008年3月のオープンから館長として運営に携わった延原敏朗館長(80)は記者会見で「できる限り、星野というブランドを傷つけないよう、一生懸命に(彼の名誉を)守ろうという決意でやってきた。今日の日を天国で見ていただいていると思う。『ようやった』と言ってくれると思う」と閉館する悔しさをにじませた。
 来場者はのべ約50万人。最終日も平日ながら約200人のファンが訪れ、運営は開館以来、黒字だった。ただ、館長も80歳を迎え、年齢や体力的にも運営を続けることが難しいと判断。本紙の取材に「これから自分に何が起こるか分からない。これがいいタイミングだった。自分にとっては最終日は卒業式のようなもの」と話した。
 収蔵されている品は約1000点で記念館前に建立された胸像を含めて全てを倉敷市役所に寄贈する。同市は星野さんの故郷でもあり、最終日に来場した伊東香織・倉敷市長は「星野さんはご生前に記念館を『自身の応接間』と言ってくださり、監督の人生の軌跡が詰まっている。どのような形になるか検討中だが、皆さんにご覧いただけるように考えていきたい」と話し、今後も市の施設などで展示の機会をつくる意向を示した。

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