2030札幌、冬季五輪招致へ新たな開催計画を発表 山下泰裕会長「招致活動に全力で取り組む」
2021年11月30日 15時38分
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(64)が30日、東京都内で定例会見した。29日に札幌市が2030年冬季五輪招致へ新たな開催計画を発表したことを受け、「JOCとしても招致活動に全力で取り組む」と語った。
今夏には1年延期となった東京五輪を終えたばかり。五輪前には開催に否定的な世論も強く、札幌招致へ懐疑的な見方が再燃する可能性もある。
山下会長は「東京五輪招致のときも震災の影響で支持率獲得が困難だったが、2012年ロンドン五輪での選手の活躍を契機に6割以上の支持を得られた。今回も状況は似ている」。22年2月の北京五輪も一つのきっかけに、国民の理解を得たいと語った。
新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大が及ぼす影響については、「北京五輪に向けた大会がどうなるのかなど、何も情報がない。刻々と変わる状況を注視していきたい」と述べるにとどめた。
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