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中3刺殺事件「サイン出してたのに」溝口紀子さん「解決という解釈がもみ消しになっている…」構造見直しを提案

2021年11月30日 12時54分

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溝口紀子さん

溝口紀子さん

 TBSテレビの「ひるおび!」は30日、愛知県弥富市で24日に起きた中3刺殺事件について特集。バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストでスポーツ社会学者の溝口紀子さん(50)は「(加害少年は)サインを出してたのに、学校がちゃんと受け止めなかった」と指摘した。
 事件をめぐり、市教委は29日に会見。学校側が当初、「いじめやトラブルは把握していない」としていた件について、2月に行ったアンケートで「加害生徒が『いじめられたことがありますか?』の問いに『ある』に○を付けていたが、学校が市教委に報告していなかった」ことが明らかになった。
 番組は、同市ではいじめの訴えがあった事案は逐一、市教委に報告することになっていたと紹介した。しかし校長はその後の指導で「解決している」と判断し、「解決した事案まで報告が必要だとは考えていなかった」とコメントしたことを伝えた。
 これに溝口さんは「逮捕少年はもちろん悪いんですけども、そもそもサインを出していたのに大人である学校がちゃんとそのサインをしっかり受け止めなかった。その初動や対応が本当に心配」と指摘した。
 また自身が教育委員長を務めた経験を振り返り、「こういう事件があった時、報告が県の教育委員会もですけど、市にも上がってなくて。学校から上がってこない構造から見直さないと、また繰り返すんじゃないか。解決という解釈がもみ消しになってないか」と校内での対応を批判。さらに「先生たちが自分の査定や評価が落ちるんじゃないか、そういう保身のために動くところもあるんじゃないか。もう一回制度を見直さなきゃいけない」と問題提起した。

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