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憩いの場 さらに充実 福井の芝生広場 ベンチやテーブル登場

2021年11月30日 05時00分 (11月30日 09時52分更新)

ベンチやテーブルが設置された、ハニー跡地のグラススクエア=29日、福井市中央1で


 JR福井駅西口の食品スーパー「ハニー食市場北の庄店」跡地にある芝生広場「グラススクエア」に二十九日、フクビ化学工業(福井市)が開発した人工木材製のベンチやテーブルなど計二十台が設置された。デザインや配置はまちづくりなどのコンサル会社「グランドレベル」(東京都)が担当。商業ビルの着工を待つ間、まちなかの人が集う空間として運用していく。 (北原愛)

ハニー跡地の再開発状況 


 芝生広場は、ハニー跡地の再開発で未着工の四百四十平方メートル。アーケード街「ガレリアモトマチ」と福井駅前電車通りに囲まれた好立地で、ベンチやテーブル、プランターなどが運び込まれると女子高生らが「すごい」と喜び、座り心地を早速確かめるお年寄りもいた。ベンチに腰掛けると、人が行き交う電車通りや変貌する三角地帯(A街区)の工事へ視線が向かうよう配置を工夫した。
 今回設置した二十台は、十月に福井市中心部の歩道空間を活用した「ふくみち」の社会実験でもにぎわいに一役買った。フクビがグランドレベルと開発し、市の第三セクター「まちづくり福井」と配置。同社は二十九日、再開発の事業主体「元町開発」(福井市)と今後の管理運営に関する業務委託契約を結んだ。

グラススクエアの可能性について会見する田中社長(右から2人目)や岩崎社長(同4人目)ら=29日、福井市の「ふくしん未来Lab.」で


 グランドレベルの田中元子社長は、まちづくりの第一歩としてベンチ設置を提唱している。芝生広場に隣接する交流拠点「ふくしん未来Lab.(ラボ)」で会見した田中社長は「福井市内は既に多くのベンチが置かれ、ベンチの街と名乗るにふさわしい」と話し「風景として見過ごしがちな再開発だが、皆さんが自分事として捉えるきっかけになれば」と期待した。
 まちづくり福井の岩崎正夫社長は「JR福井駅にも近く、まちなかでは貴重な芝生広場を広く活用したい」と語り、季節ごとのイベント開催やキッチンカーの出店なども計画。会見にはグランドレベルの大西正紀ディレクター、フクビの田嶋宗丈・事業開発本部長も同席した。

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