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浜松市博物館の史料6点紛失 「浜松城二の丸絵図」など

2021年11月30日 05時00分 (11月30日 05時02分更新)
紛失が確認された浜松城二の丸絵図=浜松市提供

紛失が確認された浜松城二の丸絵図=浜松市提供

 浜松市は二十九日、十七世紀後期に描かれた「浜松城二の丸絵図」など、市博物館が所蔵する古文書、絵図など史料計六点を紛失したと発表した。市は警察に被害届を出すことも検討している。
 他の五点は、江戸時代の道中案内書「東海道名所図会(ずえ)」、暦師の佐藤伊織による四十五冊組の「伊勢暦」のうちの一冊、絵図「遠州五千石御替(おんかえ)地図(川東領(かわひがしりょう))」、絵図「遠州浜名五千石図(浜名領)」、「金原明善書簡」。明治時代の金原明善の書簡以外は江戸時代のもので、購入総額は約三百六十九万円に上る。中でも、「浜松城二の丸絵図」は購入金額が二百六万円と高額で、市は取得額が二百万円以上の重要物品に指定している。
 市文化財課によると、六点はいずれも博物館第一収蔵庫(中区蜆塚)に収納していた。収蔵庫では資料約二万点を保管しており、紛失した絵図三点は、まとめて風呂敷に包んで保管していたという。市が実施した七月の定期調査で、六点の所在不明が判明。その後、十一月十日までに関係職員の聞き取りや現地調査などをし、紛失を確認した。
 市によると、六点は博物館から外部に貸し出しなどはしておらず、紛失の経緯や時期はわかっていない。昨年度の定期調査記録では、所在していたと記載されているという。
 市文化財課の担当者は「情報があれば市に連絡をしてほしい」と話している。 (渡辺真由子)

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